「沖縄で咲く桜ってどんな桜?」「これが桜なの?」そんな風に思われる方も多いはず。あまりなじみのない桜ですが、早咲きの桜の親桜としては、有名な桜となります。
中国原産とも言われてますが、野生化して沖縄で自生したとも言われ、日本の桜の自生種に入れてよいのか否かという立場にあります。
そんな「カンヒザクラ」をたくさん紹介していきます。
もっと知りたい「カンヒザクラ」の姿
カンヒザクラのお花のまとまり
カンヒザクラは、まとまって咲きます。桜の多くはこのようにまとまりになって咲いているのですが、ソメイヨシノなどは、その輪数が多いので、まとまって咲いているというよりは、木全体に咲いているように見えます。
カンヒザクラの木全体
カンヒザクラは、枝の先にまとまって咲いていますので、木全体で見ると花の塊が1つのお花のように見えます。
もっと知りたい「カンヒザクラ」について
カンヒザクラの英名
Taiwan cherry tree
カンヒザクラの別名
「ガンジツザクラ 元日桜」
「ヒカンザクラ 緋寒桜」
「タイワンザクラ 台湾桜」
「ヒザクラ 緋桜」
カンヒザクラの原産
中国原産。野生化して沖縄に自生。
カンヒザクラの科属
バラ科サクラ属。
カンヒザクラの品種・系統
落葉広葉中低木樹。
カンヒザクラの交配
中国原産だが、野生化して沖縄に自生したとされる自生種のため、100%自生種とは言えません。
「河津桜」「オカメザクラ」「熱海桜」の親桜。
カンヒザクラの自生場所
沖縄、中国、台湾、東南アジアなど。静岡県伊豆には、各地に自生しています。
カンヒザクラの幹
桜の幹の肌は、カサカサの肌荒れ状態です。
カンヒザクラの樹高
約5~10メートル。
カンヒザクラの開花時期
1月~3月(静岡では、2月下旬~3月)。
カンヒザクラの花径
約2~3センチ 。
カンヒザクラの花びら
一重咲き。5枚。 八重咲きもあり。
カンヒザクラの花の色
緋色 (赤や濃いピンクに近い色)。
カンヒザクラの花の咲き方
釣鐘状に下を向いて咲く。
カンヒザクラの花の特徴
沖縄で日本一早く咲く、早咲きの桜として有名だったのですが、早咲きの河津桜が有名となり、存在が薄くなってしまいました。
しかし、場合によっては自生種に加えてられるほどの古くからある品種で、ほとんどの早咲きの桜の品種の親桜となっています。カンヒザクラが親桜になっている有名な桜として、河津桜、オカメザクラ、熱海桜などがあります。カンヒザクラによって交配された桜たちは、このカンヒザクラの濃いピンクの血を受け継ぎ、比較的ピンク色の濃い桜となっています。
カンヒザクラの季語
冬。桜なので春と思いますが、早咲きのカンヒザクラの季語は、冬になります。
カンヒザクラの花言葉
「艶やかな美人」「優れた美人」「気まぐれ」
カンヒザクラのおすすめの逸品
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明日はどんな手仕事する?
なかなかお見掛けすることのない「カンヒザクラ」ですが、とても個性的な桜なので、見ればすぐにわかります。
名前も1度では覚えられないかもしれませんが、「沖縄の桜」と覚えておけば、すぐに出てきます。
一度見るとまた見たくなる、そして、「カンヒザクラ」が咲くと桜のシーズンが始まるという嬉しい気分にさせてくれる桜です。
「カンヒザクラ」覚えてあげてください。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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