秋になるとたわわに実る「柿」。たわわに実った柿が大きくなるにつれ、枝が折れそうで、大丈夫か心配になります。そんな秋の姿がとても微笑ましく思えます。
でも、柿の木は1年で、いろんな顔を見せてくれます。
実がなる秋だけでない、柿が育つ姿の魅力をご覧ください。
柿が育つ姿(甘柿・次郎柿の場合)
この柿が育つ姿は、静岡県特産の甘柿の「次郎柿」です。旬は、10月下旬から11月中旬。完全甘柿で、お尻が扁平な柿です。果実に溝が入るのが特徴です。柿の様々な姿をお楽しみください。
またこの記録は、あくまでも暖かい静岡でのものとなりますので、月日は地域にもよるかと思われます。ご了承くださいませ。
3月の柿の姿
3月中旬になると、裸になって冬を越した枝から、新しい葉の芽が出てきます。秋に見るゴツゴツの葉からは想像ができないくらい、優しい柔らかな葉の芽です。

4月の柿の姿
桜などが咲いている4月上旬、柿の若葉は眩しいくらいの黄緑色の世界を作り上げます。この頃の若葉は、ツヤツヤして光ってみえるようです。

4月も下旬になってくると、早くも、柿の花のガクができてきます。葉と色が同化していて、離れてみるとわかりにくいのですが、近くでみると、たくさんのガクが花を咲かせる準備をしています。


新緑の季節は、黄緑色をした葉が綺麗で眩しく思えます。
5月の柿の姿
5月になると花が咲き始めます。

花の蕾です。次郎柿の実は、四角に近い丸い形になります。花の蕾の時点ですでにその面影が見えます。

蕾が少し開いています。花の色は、黄色に近いクリーム色をしています。花といっても、とても控えめで、ガクよりも大きくはなりません。
木全体で見ても、花が咲いていることはあまりわかりません。近くで見て、初めてわかるくらいです。

開花した柿の花です。控えめでかわいいお花です。
花の付き方の量を見て、あまりにも密に花が咲いているところは、花を剪定をします。ただし柿は、花がすべて実になるわけではなく、実になるまでに落ちてしまうこともありますので、ここであまり神経質にならなくてもよいでしょう。

花が終わると、実をつけてきます。写真の実で1センチくらいでしょうか。可愛い姿です。
6月の柿の姿

小さかった実が、だんだん大きくなってきました。写真で5センチくらいです。
葉も新緑から、落ち着いた緑色となり、丈夫なくらいの厚さになってきました。
7月になると「カキミガ」という病害虫により果樹が落果します。6月中旬くらいから、「スミチオン乳剤」などの殺虫剤を散布すると良いでしょう。
7月の柿の姿
元気な実が大きくなってきました。
柿は、熟すとオレンジ色になるので、この緑色の時点で食べようとは思いませんが、綺麗な緑色の姿を食べてみたい気もします。甘柿の次郎柿ですが、この時点では絶対に渋くて食べられないと思われます。

9月の柿の姿

9月に入り、ほんのり色づいてきました。でもまだ青いです。しかし、ここからが早いです。このあと約2週間で熟し、収穫の時期に入ります。
暑い夏を超え、葉もすっかり濃い緑へと変化しました。

夏から秋にかけては、台風との戦いでもあります。台風の強い風と強い雨で、せっかくの実が落ちてしまうことも、残念ですがよくあります。その姿は、とても悲しいです。

綺麗に色づいてきました。間もなく収穫です。
たくさんあった葉も、9月にはパラパラと落ち始めます。
10月の柿の姿
実は熟したものから収穫です。
あまり熟してしまうと、鳥さんたちとの争奪戦になってしまうので、鳥さんたちに負けないよう、収穫します。
10月中旬には、収穫は終了です。

毎年10月中には葉が全部落ち、淋し気な枝のみとなります。
木自体が大きくなってしまうと収穫が大変になりますので、なるべく広がってしまったり、天に向かって伸びてしまった枝は、ここで少し剪定をしておきます。
そして、冬を越します。
柿の木のお手入れ
柿は、申し訳ないくらい、何も手入れはしておりません。乾燥には弱いため、足元がやや陽の陰る湿った場所に植えるのが良いでしょう。
手入れは、大きく長くなり過ぎた枝を剪定するくらいです。4~5年程前に、木が大きくなり過ぎて、枝をかなり剪定した年は、3個くらいしかならず、そこから毎年少しづつ実がなる個数も増えてきました。それ以前は、1年で100個以上実っていましたので、いかに剪定が大切かがわかります。
3月に新しい葉が出てきます。太い幹の内側部分に出ている枝には葉が出てこないので、葉のでてきていない細く枯れた枝は、切ってしまいましょう。柿の実は、陽の当たる外側を中心になります。あまりにも密になっているようでしたら、木の内側(下)から見ると、剪定した方がよい枝を見つることができます。
剪定が難しいという話は以前より聞いていて、プロに任せると完璧だという話は聞いたことがあります。困った時には、勝手に剪定するよりも、プロに相談してみるのもよいかもしれませんね。
もっと知りたい「柿」の魅力
柿の原産
日本や中国が原産の、アジアで代表的なフルーツです。
柿の科属
柿は、カキノキ科カキノキ属です。落葉樹です。
柿の旬
柿の旬は、種類にもよりますが、全体的には、9月から11月です。
柿の特徴
世界には約2000種の柿があると言われています。柿には、甘柿と渋柿があり、甘柿のほとんどの品種は、そのまま食べることができるタイプの柿です。渋柿のほとんどの品種は、渋を抜かないと食べることができないタイプの柿です。
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柿の栄養価
果肉に含まれるβクリプトキサンチンや柿の渋みのタンニンは、抗酸化力がある上、ガン、骨粗鬆症、糖尿病を予防する効果も期待できます。また、タンニンには、アセトアルデヒドを分解する酵素があるため、二日酔いの予防にも良いとされます。
柿の葉には、みかんの30倍といわれるほどのビタミンⅭが含まれており、お茶としても利用されています。良い香りがあるのと、抗菌力があるため、関西では「柿の葉寿司」が有名になっています。枯れて落ちてくる葉を片付けるのが面倒と思わず、上手く利用したいものですね。
柿の選び方
柿の選び方は、ヘタの形が綺麗で、隙間なく実に張り付いているものがおすすめです。果皮はハリとツヤがあって、色が均一で持ってみて重みのあるものがよいとされます。
柿博物館について
柿についてもっと知りたいという方には、「柿博物館」が奈良県五條市にあります。
こちらでは、敷地内に、約200種の柿を栽培しており、収穫した柿も展示されています。
柿のおすすめの逸品
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明日はどんな手仕事する?
甘柿の食べ具合は好みがあるかと思います。私は、歯茎が痛くなるほど硬い柿が好きです。でも干し柿は、とろとろに柔らかいものが好きです。同じ柿でも、味わい方がこれだけ違うもの、面白いですよね。
干し柿の美味しさがわかるのって、年を重ねてからなのでしょうか。今では、シーズンなど関係なく干し柿が食べたくなるものです。
柿の魅力は、いかがでしたでしょうか?
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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