シランは、4月に紫のお花を咲かせます。お花も長い間楽しめますが、葉もとても綺麗な葉で、飾っても素敵です。葉は秋まで楽しめますので、シランは長い間たのしむことができます。また、根があれば、簡単に付きますので、増やすことも簡単です。
ここではお花の本には載っていない、シランを綺麗に見せるためのコツや、シランの扱い方やいけ方・飾り方のコツなどを紹介していきます。
シランのいけ方・飾り方のコツ
シランのいけ方・飾り方のコツ
シランは、お花が綺麗ですが、花だけを使うことなく、葉も一緒につけて飾りましょう。
花は、葉よりも高くしていけてあげると綺麗にいけられます。葉が比較的大きいので、花を短く切り過ぎないように気を付けましょう。
株のまま切ってきてそのまま飾っても花と葉のバランスがとれているので綺麗です。
飾る器は、背が高く、口が狭いものが、シランを綺麗に飾りやすいです。葉が垂れますので上手に弧を描くように飾ってあげましょう。
シランの葉だけを使う
花が終わった後も、シランの葉は秋頃まで綺麗なままです。
夏は、弧を描くように綺麗に飾ってあげると涼し気です。夏はお花がすぐにダメになってしまうようでしたら、形の違う葉ものを合わせて飾っても涼し気です。写真は、シランの葉とドウダンツツジです。暑い日が続いてもお水さえ絶やさなければ、2週間くらいはもつ最強コンビです。
背の高い花器ながいようでしたら、壁掛けの花器もおすすめです。
いけばな・お生花でのシランのいけ方
シランは、丈が長くないので、本数は使わず2本でいけます。開花している長い方で真と副、つぼみの短い方で体とします。葉は、奇数とし、陰方が1枚多くなるようにします。葉は、花を抱えるように使います。副の葉は幾分垂らし、副の働きをさせます。体の葉は、客位に振り出し体の働きをさせますが、垂らしません。花形は、真の花形にします。花器は、真の花器がよく、金、土いづれもよいとされます。
シランの水揚げ
シランは、水揚げは悪くありません。
逆にたっぷりとあげなくても少し水に浸かっていれば大丈夫です。
シランのおすすめの花器
シランにおすすめの背の高い花器と壁掛けの花器です。写真をクリックすると、こちらからお取り寄せもできます。ご覧になってみてください。
安定感のある洋風な器です。↓↓↓
和風モダンなどんなお花にも合う器です。↓↓↓
壁掛けは、1つ持っているととても便利です。和室にも洋室にも合うタイプです。↓↓↓
シランのお花の出生(1年の育つ姿)
シランの芽
2月中旬になると芽が出ます。
シランの葉
3月中旬になると、5~10cmになり、葉が出てきます。
シランのつぼみ
4月中旬には、葉も伸び、つぼみになります。
シランの開花
4月下旬には開花します。
シランの花の咲き方
シランの花は下から咲いていきます。
シランの花の後は葉を楽しむ
花が終わっても、緑色の葉が秋まで綺麗に楽しませてくれます。
11月中旬には、葉も枯れてしまうので、茎3センチを残し、切ってしまいます。
年が明けるとまた、芽がでてきます。
もっと知りたい「紫蘭(シラン)」について
それでは、シランをいけるコツがわかったところで、シランのことをもっと好きになって、もっと上手にいけられるようになりましょう。
シランの英名
wild purple orchid
bletilla striata
シランの別名
「ベニラン」「ビャクギュウ」「シケイ」
シランの原産
日本、台湾、中国原産。
シランの科属
ラン科シラン属。多年草。
シランの自生場所
宿根草なので根が付けば、どんどん増えます。うちのシランは、2016年に高知に住んでいるいけばなのお友達から1本いただいたものですが、毎年元気に咲いてくれます。今では、スペースがキツキツです。
シランの草丈
葉よりも花が伸び、50センチほどになります。
シランの葉
1本に葉は3~5枚。長さ30センチ、幅5~8センチ程の大きさです。
シランの開花時期
4月中旬には開花します。
シランの花びら
シランの花の色
紫蘭(シラン)というくらいで、紫色をしています。緑色の葉とのバランスがよく、紫色のお花が引き立ちます。
シランの栽培方法・注意
ラン科なのに、何も手入れをしなくても、野生でグングン育ちます。
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