野菜や果物のお花たちは、咲いたらすぐに枯れて、実になるようになっているので、折角綺麗なお花が咲くのに、スポットが当たらないことが残念です。
そこで、それぞれの野菜や果物は、どのようなお花が咲くのか、まとめてみました。
お花の先の実がなるまでを見たい方は、それぞれの記事もご覧ください。
お花の種類がまとまるよう、花の科別に分け、あいうえお順にしています。
綺麗なお花の姿をお楽しみください。
アオイ科の野菜や果物のお花たち
おくら
開花時期７月～９月頃。花径約１０センチ。
２０２０年７月９日 オクラ 三島
ウリ科の野菜や果物のお花たち
ウリ科は、蔓状に茎が伸びます。
きゅうり、ゴーヤ、ズッキーニ、ヘチマなどは、上（天）に向かって伸びます。これらは、地球温暖化防止のための「緑のカーテン」になる緑の大きな葉が特徴の野菜たちです。もちろんできた実は食べられますので、一石二鳥です。
かぼちゃ、すいか、とうがんは、地を這うように茎が伸びます。できる実が重いからでしょうか。
茎の形やなる実の形はそれぞれですが、さすがにウリ科です。お花が似ています。知らない人が見たら、どれがどのお花かわからなくなってしまうでしょう。
きゅうり 胡瓜
開花時期７月～８月。花径約３センチ。
２０２２年７月１７日 きゅうり
２０２２年７月１７日 きゅうり
きゅうりの花が終わり、実になり始めるところです。あと２～３日で食べられるきゅうりになります。きゅうりは、肌のチクチクが新鮮な証拠ですが、この写真からそのチクチクがよくわかります。きゅうりの先に花がついたままのものも新鮮な証拠です。
ゴーヤ
開花時期７月～９月。花径約３センチ。
２０２０年７月３日 ゴーヤ
２０２２年９月１７日 ゴーヤ
すいか 西瓜
開花時期６月～７月。花径約５センチ。
２０２２年６月３０日 すいか
茎の産毛がすごいです。すいかの茎の産毛は、これからできる実の乾燥や、害虫から実を守るためのものです。それにしても、もしゃもしゃですね。
とうがん 冬瓜
開花時期８月。花径約８センチ。
２０２０年８月３日 とうがん
シソ科の野菜や果物のお花たち
しそ 紫蘇 / おおば 大葉
開花時期９月。花径約５ミリ。
２０２２年９月１２日 青しそ
しその花は、花穂紫蘇（はなほじそ）といい、お刺身のお醤油にこの花をこそぎ、お刺身と一緒にいただきます。しその香りに包まれて、お刺身が美味しくなります。
【季節の手仕事「青紫蘇（あおじそ）・大葉」①しそまとめ】もっと知りたい！しその芽、葉、花、実が育つ姿
青紫蘇・大葉の芽、葉、花、実を食べつくす保存食のレシピとして、大葉醤油、大葉味噌、しその実の醤油漬け、しその実味噌、しその実の佃煮などをご紹介。育つ姿がわかるよう時系列で紹介しています。栽培も手間もいらずとても簡単なので挑戦してみてください
ショウガ科の野菜や果物のお花たち
みょうが 茗荷
開花時期７月～１０月。花径約４センチ。
２０２３年７月２０日
みょうがのお花は、何か神秘的です。
【季節の手仕事「茗荷（みょうが）」①みょうがまとめ】もっと知りたい！みょうがの手仕事のすべて
みょうがについて、英名、原産、歴史、産地、科属、似ているもの、葉しょうがとの違いや見分け方、旬、出荷開始時期、サイズ、草丈、茎、葉、花びらのつぼみ、花、特徴、断面、栄養価、季語、手に入れる方法、選び方、栽培方法、簡単レシピなどを紹介
セリ科の野菜や果物のお花たち
セリ科は、セリ、パセリ、セロリ、ミツバ、にんじんなどです。
にんじん
開花時期１０月。花径５～１０センチ。
２０２３年１０月３０日 三島
人参の花は、スプレー咲きのように１本のにんじんから何本ものお花の茎が出て、花を咲かせます。写真のお花で直径は１０センチ近くあります。
【季節の手仕事「にんじん」①にんじんまとめ】もっと知りたいにんじんについて！
もっと知りたい人参の魅力として、原産、日本での産地、科属、旬、葉、花、選び方、収穫方法として、収穫時期、収穫方法、保存方法、にんじんの品種について、訳ありのにんじんなどを紹介しています。
ナス科の野菜や果物のお花たち
ナス科は、なす、じゃがいも、とまと、ピーマン、ししとう、唐辛子などが分類されます。
ミニトマト
開花時期７月～８月。花径約１センチ。
２０２２年７月１７日 ミニトマト
ミニトマトは、１つの茎に２０個くらいの実がなりますが、それも１つづつお花が咲きます。
なす 茄子
開花時期６月～９月（秋茄子を含む）。花径約４センチ。
２０２０年６月７日 なす
葉だけでなく、お花まで虫に食われています。お花まで美味しいのですね。
バラ科の野菜や果物のお花たち
アーモンド
アーモンドは、果物に属すとのことで載せてみました。
開花時期３月中旬。花径約５センチ。
２０２１年３月１４日 アーモンド 伊豆の国市
写真で見ると桜（染井吉野）とそっくりです。実物は、桜の花が花径約３センチ程であるのに対し、アーモンドの花は花径約５センチ程もあります。実際に見ると違いがわかります。花の色も、染井吉野よりは少し濃く、河津桜より少し薄いピンクの色合いです。
また、咲く時期も紛らわしく、河津桜が終わり、染井吉野が咲く前に咲きます。
２０２１年３月１４日 アーモンド 伊豆の国市
桜にしかみえませんが、アーモンドのお花です。
いちご
開花時期（露地いちご）４月～５月。花径約３センチ。
２０２２年４月２５日 露地いちご 三島
ハウスなどではない、外で育てた露地もののいちごの花は上（天、太陽）を向いて咲きます。
２０２２年１月１２日 ハウスいちご 静岡
ハウスで育てられたいちごは、太陽がある方を向いて咲きます。時期も１２月～５月まで咲きます。
【季節の手仕事「いちご」①いちごまとめ】いちごが育つ姿や濃い露地いちごで作る濃厚いちごジャムの手仕事
いちごについて、いちごが育つ姿、いちごの産地と品種について、露地もののいちごで作る濃厚ないちごジャムの作り方の簡単レシピ、いちご狩りについてを紹介。甘くて大きいいちごも良いですが、小粒で酸っぱくて味の濃い露地もののいちごもおすすめです。
なし 梨
開花時期３月下旬から４月上旬。花径約３センチ。
２０２３年４月４日
マメ科の野菜や果物のお花たち
マメ科は範囲が広いため、マメ亜科と表記しました。
えだまめ 枝豆
開花時期（夏収穫）６月、（秋収穫）９月。花径約３センチ。
２０２０年６月２１日
枝豆なので、葉の下にお花が咲くのですが、無理やり写真撮りました。枝豆さんごめんなさい。
【季節の手仕事「枝豆」⑤収穫体験】枝豆を一番美味しく食べることができる方法は収穫体験に参加すること！
枝豆を美味しく食べられる方法は、収穫した日に食べること。販売を待つのでは産地でないと難しいので、自分で枝豆狩りをするしかない。その枝豆狩りができるのが、山梨県身延町。収穫体験をしたら、その日のうちに食べることができます。年に１度の贅沢です。
さやえんどう
開花時期４月。花径約４センチ。
さやえんどう ２０２２年４月９日
「見て見て…私、綺麗でしょ?」って言っているようです。
すなっぷえんどう スナップエンドウ
開花時期1月。花径約３センチ。
２０２３年１月２０日 スナップエンドウ 三島
ミカン科の野菜や野菜や果物のお花たち
きんかん 金柑
開花時期７月。花径約１～２センチ。
【季節の手仕事「金柑」①金柑まとめ】もっと知りたい金柑！金柑を美味しく食べるための金柑の手仕事
金柑の手仕事、金柑について、産地、分類、科属、歴史、旬、樹高、外皮色、葉、花の色、開花時期、栄養価、選び方、品種、金柑が育つ姿、金柑の収穫時期や収穫の注意、保存方法や賞味期限、金柑のレシピとして、金柑の甘煮とその応用、金柑味噌を紹介。
はっさく 八朔
開花時期４月～５月。花径約３センチ。蕾の写真ですみません。
２０２２年４月２０日 長泉
２０２２年４月２０日 長泉
さんしょう 山椒 / はなざんしょう 花山椒
開花時期４月。花径約５ミリ。蕾の写真ですみません。花山椒は、蕾を食べます。山椒は、雄の木しか、花が咲きません。
２０２２年４月９日 山椒、木の芽、花山椒
【季節の手仕事「山椒・木の芽」①山椒まとめ】もっと知りたい山椒！山椒や木の芽の手仕事を時系列で紹介
山椒の木は、雄と雌の違いがあり、両方あって初めて山椒のすべてを楽しむことができます。木の芽、花山椒、実山椒、粉山椒のそれぞれの季節、使い方、作り方をご紹介。山椒は、飾るだけ、香りを楽しむだけではありません。もっと広い世界をお楽しみください。
みかん / うんしゅうみかん 温州みかん
開花時期５月。花径約３センチ。
２０１７年５月１５日 みかん
【季節の手仕事「みかん」①みかんまとめ】日本で最も多く栽培され食べられている柑橘温州みかんの手仕事
温州みかんとは、別名、原産、産地、分類、科属、交配、出回り時期、樹高、サイズ、葉、花、特徴、みかんがなる姿の１年を追って、みかんの収穫方法と保存方法、賞味期限、みかんジャムやみかんのういろうのレシピ、みかんのブランド名、品種などのご紹介。
ゆず 柚子
開花時期５月。花径約３センチ。
２０２０年５月１４日 ゆず
【季節の手仕事「柚子（ゆず）」①柚子まとめ】もっと知りたい！柚子が育つ姿から柚子の品種まで柚子まとめ
柚子が育つ姿から柚子を使う時期を知っていただくことができ、柚子について、産地やトゲ、柚子の品種、柚子の使い方や柚子を使うメニューなどを紹介。柚子のレシピは別で書いています。
ユリ科の野菜や野菜や果物のお花たち
ニラ 韮
開花時期８月下旬～１０月中旬。花径約２センチ。
２０２２年９月１２日
野菜の花のおすすめの逸品
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明日はどんな手仕事する？
野菜や果物のお花たちは、あまり見られることなく、すぐに枯れて実となるための通過点にすぎないのが、お花好きとしては、とても儚く、悲しく、残念でならなかったために、「野菜と果物のお花たち」として、まとめてみました。
それぞれ個性もありますし、何より、しっかり見てあげたら、本当に綺麗なお花たちばかりです。ぜひ、この綺麗なお花たちから、実がなっていることを忘れないでいただきたいかと思います。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な１日になりますように。
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