【季節の花図鑑「ウエディングブーケ】ウエディングブーケは、世界でたったひとつのオリジナルブーケに!

 1年を通してどの種類かがさいている花

結婚式のブーケは、世界でたったひとつのオリジナルブーケを持ちたいものです。

そこでブーケについて、少し知っているだけでも、注文する際に役に立つかもしれません。約600組ものみなさまのブーケを作らせていただいた経験がお役に立てると嬉しいです。




ブーケとは

ブーケとは、花を束ねたもののことを言います。

ウエディングブーケ、もしくはブライダルブーケとは、結婚式に新婦さんが持つ花束になります。結婚式に新婦さんがブーケを持ついわれとしては、男性が花を摘み、その花束を女性にプレゼントしてプロポーズをしました。女性はその答えとして、その花束の中の1輪を男性の胸のポケットに挿したということから、結婚式には、女性はブーケを持ち、男性は胸ポケットにブーケと同じお花1輪を着けるようになりました。

ブートニアとは

「ブートニア」とは、上記ブーケのいわれに出てくる、男性の胸ポケットに着ける1輪の花のことをいいます。

女性がおしゃれで胸に着けるお花は「コサージュ」といい、1輪に限らず複数輪のもののことをいいます。

「ブートニア」と「コサージュ」は別物になりますので、注意しましょう。

ブーケの花の種類

ブーケに使うお花の種類です。どのお花の種類を使うのが正解ということはありません。好きな種類で良いと思います。

下記の他にも、アートフラワー、シルクフラワー、シュガーフラワーなど種類はたくさんありますが、基本的によく使われるのが下記の3種類になります。

生のお花

生きているお花です。みずみずしさやフレッシュさがあり、ナチュラルなので人気です。

生のお花のブーケを自分で作るには、作成が前日もしくは当日になりますので難しいものがありますが、お値段的には一番リーズナブルにできるかと思われます。

造花・アーティフィシャルフラワー

永遠に保存できるお花です。長期保存の面では人気があります。

現在の造花は、質がとてもよくできていますので、生と見違えるほどです。お値段的には、リーズナブルにも高級にもできるので幅広くなります。

造花のブーケを自分で作ることも、前もって作ることが可能ですし、作り直しができる部分もありますので、初心者の方でも作りやすい素材になります。

プリザーブドフラワー

長期保存ができるお花です。みずみずしさは欠けますが、アート的には無限にアレンジができるので人気があります。

お値段的には、少しお高くなってしまうことが考えられます。

自分で作ることも、前もってつくることが可能ですし、作り直しができる部分もありますのが、デリケートなお花なので、扱いには注意が必要ですが、作りやすい素材になります。

ブーケの形

ブーケには、いろいろな形があります。好きな形で良いとは思いますが、ドレスとの兼ね合いなどで決めることもあります。参考になさってみてください。

ラウンド型

ラウンド型は丸い形です。

ドレスにボリュームがある時などは、シンプルにラウンドがおすすめです。

ラウンド20051205
プリザーブドフラワー
ラウンド20180316
プリザーブドフラワー 新婦さんがご自身で作られました
ラウンド20071026
プリザーブドフラワー
ラウンド20170821
プリザーブドフラワー
ラウンド20071018
生花
ラウンド20180909
プリザーブドフラワー 生徒さんがプレゼント用に作成

ドロップ型

ドロップ型は、涙の形を逆にした形です。丸い形から少し下に垂れ下がるイメージです。

ドロップ20100515
プリザーブドフラワー
ドロップ20181116
プリザーブドフラワー 新婦さんがご自身で作成
ドロップ20090508
プリザーブドフラワー

キャスケード型

キャスケード型は、滝が流れ落ちるようなイメージで、下に長く流れる形です。

スリムラインのシンプルな大人っぽいドレスなどにおすすめです。

キャスケード20070408
生花
キャスケード20051105
生花
キャスケード20051029
生花

オーバル型

オーバル型は、縦長や横長の楕円形です。

オーバル20061208
プリザーブドフラワー

ハート型

ハート型は、ふんわりしたドレスなどにおすすめです。

ハート20051029
生花




ボール型

ボール型は、和装におすすめです。

ボール20080508
プリザーブドフラワー
ボールブーケ20170806
プリザーブドフラワー
ボールブーケ20170806
プリザーブドフラワー 新婦さんが和装用にご自身でデザインし作成しました

バッグ型

バッグ型は、2枚目のドレスの際などにおすすめです。

バッグ20160305
プリザーブドフラワー ハート形のバッグ 新婦さんがご自身で作成

リース型

リース型は、「和」として幸せの象徴です。バッグ型のように持ちます。こちらも2枚目のドレスの際などに持ちます。

リース20080120
プリザーブドフラワー

メリア型

メリア型は、花びらを組み合わせて、1つの大きなお花に見せる手法です。

メリア20171114
プリザーブドフラワー
プリザーブドフラワー 新婦さんがご自身で作成
メリア複合20100228
プリザーブドフラワー

複数のメリアをアレンジして、リボンとパールでキャスケード風にしました。

メリア複合20100228
プリザーブドフラワー 

マフ型

マフとは、冬に手を温めるための防寒具をいいます。筒状になっていて、両サイドから手を入れます。前から下に垂れ下がるようなものもあります。

ブーケのタイプでのマフ型は、下の写真のような筒状のものの両サイドからお花が垂れ下がるタイプや、筒状の部分全面からお花が垂れ下がるタイプもあります。

まふ20070408
生花

写真がボケてしまっていて大変残念ですが、マフに近い形の和風のブーケです。

アーム型

生のお花の茎を切らずにそのまま束ねたブーケです。腕に抱えるように沿わせて持つので「アームブーケ」と呼ばれます。

ブーケの色合い

ブーケのお花の色合いに決まりはありません。お好きな色やドレスに合わせた色でお選びください。

色については、「Something ℉our(サムシングフォー)」といって、下記4つのものを結婚式の中に取り入れると幸せな結婚生活を送ることができるというものがあります。このサムシングブルーとして、水色の入ったブーケを持つ方が多いようです。

◆Something Old 古いもの

◆Something New 新しいもの

◆Something Borrowed 借りたもの

◆Something Blue 青いもの

ウエディンググッズ

忘れてはいけないウエディンググッズも、お花で作ることができます。

ヘッドパーツ

花冠や各パーツなどのヘッドパーツは、ブーケで使っているお花を使うことがほとんどです。まずは、美容師さんを髪型を決めて、どこにお花をつけるかが決まったら、ブーケをお願いする方に、ブーケと一緒にお願いするようにしましょう。

リングピロー

挙式の際に使うリングピロー。

お花のアレンジのリングピローならば、後で飾っておくこともできます。

リングピロー20170429
プリザーブドフラワー

両親へのプレゼント

ご両親への感謝の気持ちで、花束を贈られる方も多いですが、生のお花だと数日で枯れてしまったり、遠方から来られた場合は持ち帰れないなどで、プリザーブドフラワーでアレンジを承ることも多くなりました。その際には、お父様用のブートニアもお付けしています。

両親へのプレゼント20170531

新婚旅行に行きたくなったら

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明日はどんな手仕事する?

私のところでは、ブーケのご注文をいただくと、必ず自分で作られるのか、注文なのかを確認させていただいております。だいたい半分以上の方が自分で作りたいとおっしゃいます。

自分で作りたいという方には、お花のアレンジなどしたことがないという方でも、丸1日かけて、ブートニアまで含めたすべてをご自身で作っていただいております。もちろん、お手伝いはします。

新婦さんだけでなく、新郎さんが一緒に来られる時もありますし、新婦さまのご家族みなさまで作りに来られた時もありました。

ブーケを作ることは、結婚式の日だけでなく、これから一生記憶に残ることです。

作っている最中の幸せそうな姿や出来上がった嬉しそうな姿を見ることができることが、私にも何よりの幸せです。

ブーケは、ご自身で作られても、ご注文でも、新郎様が付けられるブートニア、ブーケ用のスタンド、ブーケケースがセットで付きます。ご安心ください。

世界で一つのオリジナルブーケ、ご自身で作ってみるのも素敵なことですよ。

それでは、最後までお付き合いいただきましてありがとうございました。

明日が素敵な1日になりますように。

ブーケのブログに関して

実は現在、今までに作ってきましたブーケの写真がほとんどなくなってしまい、こちらの記事に使った写真はほんの一部となります。そこで、以前に書いていたブログが見つかりました。そちらには一時期分だけですが、100点ほどの写真が残っておりました。古いブログにはなりますが、そちらも参考になさってみてください。↓↓↓

SENKEI BRIDAL BOUQUET
千溪デザインのブーケ、見てみてください。

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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