ひょうたんのような形をしたかぼちゃを見たことがありませんか?
変な形をしているので1度見たら、忘れることはないと思います。
そんな個性たっぷりなかぼちゃ「鹿ケ谷かぼちゃ」を紹介します。
京野菜の「鹿ケ谷かぼちゃ」
「鹿ケ谷かぼちゃ」は、京野菜のひとつです。
京野菜と呼ばれるものには、下記2つの「証」があり、「鹿ケ谷かぼちゃ」はその2つの証に選ばれています。
「京の伝統野菜」
鹿ケ谷かぼちゃは、「京の伝統野菜」のひとつです。
「京の伝統野菜」の定義としては、明治以前に導入されたもの、京都府内全域が対象、たけのこを含む、キノコやシダを除く、栽培または保存されているもの及び絶滅した品種を含むことになっています。
「ブランド京野菜」
鹿ケ谷かぼちゃは、「ブランド京野菜」のひとつです。
「ブランド京野菜」とは、京都の気候風土と生産者の創意工夫によって生まれた地元の幸を特産品としてブランド化したものです。
現在では、「ブランド京野菜23種」という価値に繋がっています。
もっと知りたい「鹿ケ谷かぼちゃ」の魅力
鹿ケ谷かぼちゃの原産・産地
原産も産地も京都です。
現在では、名前にもなっている京都市左京区鹿ケ谷では栽培されておらず、綾部市で栽培されています。
鹿ケ谷かぼちゃの分類
鹿ケ谷かぼちゃは、日本かぼちゃです。普段見る一般的なかぼちゃは、西洋かぼちゃになります。
鹿ケ谷かぼちゃの科属
ウリ科。
鹿ケ谷かぼちゃの歴史
奥州津軽から持ち帰ったかぼちゃの種を、愛宕郡鹿ケ谷で栽培したのが発祥とされます。
鹿ケ谷かぼちゃの出荷時期
鹿ケ谷かぼちゃは、収穫してから2週間ほど追熟させてから、出荷します。
鹿ケ谷かぼちゃの旬
7月上旬から8月中旬。
鹿ケ谷かぼちゃの形
大小のかぼちゃが2段に積まれたような、ひょうたん型をしています。
鹿ケ谷かぼちゃのサイズ・大きさ・重さ
段になっている下の大きさは、直径約20センチほど。
高さは、約20~30センチ。
重さは、約2~3キロもあります。
鹿ケ谷かぼちゃの外皮色
収穫直後は深緑色をしており、追熟すると表面に白い粉がふき、2週間後に完熟すると茶褐色(オレンジ色)になります。
皮はでこぼこしています。
鹿ケ谷かぼちゃの果肉
柿色をしています。
鹿ケ谷かぼちゃを食べる習慣
京都の方は、夏土用に鹿ケ谷かぼちゃを食べる習慣があります。
夏土用は、丑の日に「う」のつくものを食べ、栄養補給をします。一般的に有名なのが、「うなぎ」です。夏土用の丑の日に「うなぎ」を食べますよね。
「う」のつくものということで、鹿ケ谷かぼちゃはウリ科の植物です。ウリ科の食物は、夏に旬を迎えるものが多く、鹿ケ谷かぼちゃも夏が旬です。
夏土用に鹿ケ谷かぼちゃを食べるのは、理にかなっているのです。
鹿ケ谷かぼちゃの味は、やや淡泊です。
かぼちゃ供養について
京都市左京区鹿ヶ谷にある安楽寺にて、毎年7月25日に行われる「かぼちゃ供養」。
地元で採れた鹿ヶ谷かぼちゃを仏前に供え、供養に来た参拝者に、煮た「鹿ケ谷かぼちゃ」がふるまわれます。
この日に「鹿ケ谷かぼちゃ」を食べると中風(脳血管障害)にかからないと言い伝えられています。
鹿ケ谷かぼちゃのおすすめの逸品
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