【季節の和菓子「どら焼き」】和菓子の定番といったらどら焼き!誰からも長年愛され続けるどら焼きの魅力!

 1年を通して食べられる和菓子




もっと知りたい「どら焼き」の魅力

どら焼きを食べる時季

「どら焼き」は、通年食べられるもので、季節は問いません。

どら焼きの別名

関西では「三笠」と呼ばれます。

どら焼きの分類

生菓子。平たい鉄板のようなもので焼く「焼きもの」。「平鍋もの」ともいう。

どら焼きの歴史

どら焼きの原型と言われる「助惣ふの焼き(すけそうふのやき)」は、小麦粉を水で溶いて薄く伸ばして焼き、味噌をのせて包むものです。江戸時代の寛永年間(1624~1644年頃)に江戸で人気のあったお菓子です。

どら焼きは、江戸時代の元禄年間(1688~1704年頃)、江戸日本橋の梅花亭が創案と言われています。

現在のどら焼きの形になったのは、明治以降になります。

どら焼きの名前の由来

名前の由来は、打楽器の銅鑼に形が似ているからという説と、銅鑼という鉄板で焼くからという説があります。

どら焼きの作り方

「どら焼き」は、小麦粉、卵、砂糖、はちみつを使った小ぶりの生地を焼き、餡を挟んだものです。

自分で作る際には、餡の挟むタイミングが重要です。焼いた生地が熱いままだと餡が傷んでしまい、冷めてからでは、挟みにくくなってしまいます。この微妙なタイミングを注意しましょう。

どらやき20240819とらや工房

どら焼きの種類

どら焼きには、種類というものが少なく、生地の違い、餡の違い、間に挟むトッピングなどで違いがあります。

どら焼きの生地

◆はちみつ入りの生地

◆抹茶入りの生地

◆黒糖入りの生地

どら焼きの餡

◆小倉餡

◆こしあん

◆白あん

◆黒豆あん

◆ずんだ餡

◆さつまいも餡 など

どら焼きのトッピング

◆栗

◆生クリーム

◆ミルククリーム

◆バター

◆餅

◆羽二重餅

◆求肥入り など




美味しいどら焼きのおすすめのお店

都道府県を北から並べてあります。

うさぎや 

東京都台東区上野。

大正2年(1913年)創業。

「どらやき」は、東京三大どら焼きのひとつ。2代目の時に「どらやき」ができました。常に作り立てを提供しています。

亀十

東京都台東区雷門。

大正時代末期創業。

「どら焼き」は、東京三大どら焼きのひとつ。すべて手焼き。もっちりとした生地。小豆あんと白あんがあります。待ち時間は覚悟で。ネット販売なし。

黒松本舗 草月

東京都北区東十条。

昭和5年(1930年)創業。

どら焼き「黒松」は、東京三大どら焼きのひとつ。「黒松」の誕生は、1958年。生地には、黒砂糖とはちみつを使っています。

竹風堂

長野県上高井郡小布施町。

明治26年(1893年)創業。

「どら焼山」は、自家製の栗つぶあんのどら焼きに栗が入っています。

栗あんで作る「栗あんしるこ」もおすすめです。

わかつき

若月のどら焼き20241015

静岡県富士市。

その日に作った分しか販売しません。午前中に終わってしまうことも普通です。

餡がとても柔らかく、食べている間にも垂れてきてしまうくらいです。

生地もとてもふんわり柔らかく、パンケーキのようです。

どら焼きとは思えない、出来立ての優しい味わいです。

とらや工房

どら焼き20240819とらや工房
とらや工房(御殿場)のどら焼き

静岡県御殿場市。

その日に作った分しか販売しません。生地に入ったはちみつと甘い餡が、昔ながらのどら焼きを思い起こさせてくれます。

笹屋伊織

京都市下京区。七条大宮。1716年創業。

「どら焼」は、筒状(棹状)のどら焼。切って食べるどら焼です。東寺の弘法さんの日のみ販売されていました。現在では、毎月20日~22日のみの販売となります。

「どら焼」を、こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

和菓子の関連記事

和菓子に興味がございましたら、こちらの関連記事もどうぞ。

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

和菓子の季節の手仕事
和菓子で季節を感じるために、行事食など特定の日に食べる和菓子、季節の和菓子の種類、1年中食べられる和菓子の種類、地域の和菓子の種類などを紹介。高級なイメージのある和菓子ですが、普段使いの和菓子もたくさんあり、和菓子がもっと身近になります。

◆「和菓子①和菓子の種類」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

【和菓子①和菓子の種類】和菓子約100種以上を紹介!和菓子の種類一覧 
和菓子の種類は奥が深く、時季、別名、分類、種類、原料、材料、作り方、食べ方、特徴、地域、歴史、由来、おすすめのお店などの紹介のほか、中間素材や作成方法などが商品名となってしまっているものも、すべてまとめて100種類以上をあいうえお順に紹介。詳しくはリンクしてご覧ください。

◆「和菓子②季節の和菓子」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

【和菓子②春の和菓子】もっと知りたい季節の和菓子!~春に愉しむ和菓子まとめ~2月、3月、4月
行事食など特定の日に食べる和菓子として、雛菓子、十六団子、牡丹餅、春に愉しめる和菓子として、甘夏のピール、甘夏のジャム、いちごジャム、鶯餅、桜餅、花見団子、三色団子、はるかのジャム、土用餅などを紹介しています。
【和菓子②夏の和菓子】もっと知りたい季節の和菓子!~夏に愉しむ和菓子まとめ~ 5月、6月、7月
行事食など特定の日に食べる和菓子として柏餅、嘉祥菓子、水無月、索餅、夏に愉しめる和菓子として、鮎菓子、杏餅、あんみつ、青梅のシロップ漬け、かき氷、寒氷、寒天もの、錦玉羹、葛菓子、琥珀、ゼリー、流し菓子、わらび餅、土用餅などを紹介しています。
【和菓子②秋の和菓子】もっと知りたい季節の和菓子!~秋に愉しむ和菓子まとめ~ 8月、9月、10月
行事食など特定の日に食べる和菓子として、おはぎ、十五夜の月見団子、十三夜の月見団子、亥の子餅、秋に愉しめる和菓子として、軽羹、桔梗餅、栗系菓子、くるみ餅、さつまいも菓子、松風、むさし野、土用餅などを紹介しています。
【和菓子②冬の和菓子】もっと知りたい季節の和菓子!~冬に愉しむ和菓子まとめ~ 11月、12月、1月
行事食など特定の日に食べる和菓子として、花びら餅、汁粉、冬に愉しめる和菓子として、淡雪羹、あんこ、干し柿、あんぽ柿、寒餅、なまこ餅、金柑の甘煮、さつまいも系菓子、蕎麦板、椿餅、柚子ジャム、柚子餅、柚餅子、土用餅を紹介しています。

◆「和菓子③都道府県別有名な和菓子やさんとそのおすすめの商品」の記事はこちら ↓↓↓

【和菓子③地域別・都道府県別】和菓子で旅行気分!都道府県別有名な和菓子店とその看板商品やおすすめ商品
都道府県別のその地域で食べられている有名なお菓子の紹介と、有名な和菓子店が作られているその商品名の紹介です。ご紹介したいお店が多い都道府県はリンクができます。お取り寄せができるお店さんがほとんどなので、旅に出た気分でお楽しみください。

◆「和菓子➃和菓子の材料」の記事はこちら ↓↓↓

【和菓子➃和菓子の材料「豆」】もっと知りたい豆!たくさんある和菓子で使う豆の種類を上手に使い分けよう
和菓子の材料として使う「豆」についてや、豆の種類として、赤いんげん豆、小豆、いんげん豆、うずら豆、枝豆、青豆、えんどう豆、大福豆、金時豆、黒豆、ささげ、白いんげん豆、白金時豆、白小豆、白花豆、空豆、手芒、大手芒、虎豆、花豆、福白金時などを紹介
【和菓子➃和菓子の材料「砂糖」】もっと知りたい砂糖!砂糖の特徴を知って種類を上手に使い分けしましょう
和菓子に使う砂糖について、歴史、役割、分類として原料、製法工程、精製工程、色相、加工形態、2種類以上の混合形態などを紹介。砂糖の種類として、きび糖、グラニュー糖、黒砂糖、氷砂糖、粉黒糖、粉砂糖、粗目糖、三温糖、上白糖、白双糖、和三盆糖を紹介
【和菓子➃和菓子の材料「粉」】もっと知りたい粉のこと!和菓子で使う粉の種類を上手に使い分けしましょう
和菓子の材料「粉」について、米の粉からできているものとそうでないものに分かれます。米の粉からできている粉は、もち米からできた粉の種類と、うるち米からできた粉の種類があります。米を原料としない粉の種類も多数ご紹介しています。
【和菓子➃和菓子の材料「豆、砂糖、粉以外」】もっと知りたい和菓子の材料!よく使う和菓子の材料の種類
和菓子の主な材料である豆、砂糖、粉以外に良く使われる材料として、甘味料として、あまずら、すり蜜、はちみつ、水飴、その他の材料として、寒天、桜葉、薯蕷、味噌などを紹介しています。

◆「和菓子⑤和菓子の分類」の記事はこちら ↓↓↓

【和菓子⑤和菓子の分類】和菓子を分類するのは、至難の業 その分類方法の紹介
和菓子の分類方法として、素材による分類、製法による分類として、餅物、焼き物、蒸し物、流し物、餡物、練り物、揚げ物、打ち物、押し物、掛け物、岡物、水分による分類として、生菓子、半生菓子、干菓子、賞味期限に関する分類、時による分類などを紹介

◆「和菓子⑥和菓子の歴史まとめ」の記事はこちら ↓↓↓

【和菓子⑥-1「和菓子の歴史まとめ」】もっと知りたい和菓子の歴史!昔はどんなお菓子を食べていたのか?
時代別に、縄文時代・古墳時代、飛鳥時代・奈良時代、平安時代、鎌倉時代、室町時代、江戸時代、明治時代のお菓子についてを紹介しています

◆「和菓子⑦自分で作る和菓子のレシピ」の記事はこちら ↓↓↓

【季節の手仕事・和菓子⑦「自分で作る和菓子のレシピ」】自分で作ることができる簡単な和菓子のレシピ一覧
自分でつくることができるとっても簡単な和菓子として、あんこ、ういろう、梅シロップ、かるかん、きなこ飴・きなこ棒・きなこねじり、金柑の甘煮、葛菓子、栗菓子、さつまいも菓子、砂糖漬け、ゼリー、干し柿、ぼたもち・おはぎ、わらび餅を紹介

◆「和菓子⑧和菓子の用語」の記事はこちら ↓↓↓

【和菓子⑧「和菓子用語一覧」】もっと知りたい和菓子のこと!和菓子に関するわからない・難しい用語一覧
和菓子に関するわからない用語や難しい用語に加え、中間素材、和菓子を作る道具などを一覧にしてあります。和菓子の種類はここには入っておりません。和菓子の関連記事よりご覧ください。

季節の手仕事の関連記事

◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

季節の手仕事カレンダー
季節の手仕事をまとめた月ごとに「季節の手仕事カレンダー」。これを見るだけで、季節の手仕事を忘れずにできます。季節を感じながら、楽しく季節の手仕事をしましょう。

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

食材別の季節の手仕事
季節の保存食を作るのに必要なメインの食材を、食材別で紹介しています。野菜、山菜、野草、果物など分野に分けております。それぞれの食材が育つ姿、本当の旬、収穫方法、アク抜きや下処理、保存食のレシピやメニューなど、季節の手仕事を紹介しています。

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

暦としつらえの季節の手仕事
二十四節気、七十二候、五節句、節供、雑節などの暦に沿って季節を感じられるよう、カレンダー式に紹介。それぞれの暦の行事食、その時期に旬を迎える食べ物や和菓子、お花やしつらえなどの関連を含めた季節の手仕事を紹介。しつらえるものについても紹介。

◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

お花の季節の手仕事
お花を上手に生ける上で知っておくとよいことは、そのお花がどのように芽がでて、葉が開き、茎が伸びて、花が咲き、かれていくのかを知ることです。出生を知ることで、そのお花のいけ方や活かし方がわかります。お花が咲く本当の季節もお花別に紹介します。

◆「おすすめの食材店と旬の食材探しで訪れたい道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

おすすめの食材店と道の駅
旬の食材を探しに行くのにマストな探し方は、農家さんが作っているものを持ち込む、道の駅、旅の駅、村の駅、川の駅、ファーマーズマーケットです。手に入らない食材の宝庫です。また、個人的によく利用している地元の食材のお店もご紹介しています。



20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

asunaniをフォローする
 1年を通して食べられる和菓子
シェアする

コメント

タイトルとURLをコピーしました