スカシユリと言ったら、みなさんがよく目にするお花屋さんに売っている百合です。
百合の定番といっても良いのではないかと思います。
ここではお花の本には載っていない、スカシユリを綺麗に見せるためのコツやスカシユリの扱い方などの情報を紹介していきます。
スカシユリのいけ方・飾り方のコツ
スカシユリのいけ方・飾り方のコツ
スカシユリは、真っ直ぐな茎と天に向かって咲くお花が特徴です。いけ方や飾り方もまっすぐにしてあげるのが、綺麗になります。
いけばなでは風情が少ないスカシユリはあまり使いませんが、洋風のイメージがあるフラワーアレンジではよく使います。大きなアレンジなどには、とても使いやすいスカシユリです。堂々とお花が開く姿を強調してあげるのが良いでしょう。
いけ方・飾り方の注意点
フラワーアレンジなどに使いやすいスカシユリですが、大きなお花と太い茎です。オアシスに挿すときには、1度で挿さないとフラフラしてしまいます。オアシスに挿す際には茎の切り口は斜めに切り、挿す位置や長さを決めたら、1回で挿すようにしましょう。
いけばなで使う時も同じです。剣山に挿す時は、お花が重いので茎の切り口は斜めなどに切らず、真横に切って剣山に挿すようにしましょう。何度も挿しなおすと茎がダメになってしまいますので、1回で挿すようにしましょう。
スカシユリの水揚げ
百合は水揚げは悪くありません。安心していけてあげてください。
百合の花粉について
百合の花粉は色素が強く、お洋服などに着くと色が取れなくなったりします。
お花屋さんでは、汚れてしまうのを避けるために、お花が開いたらこの花粉を取ってしまうことが多いのですが、いけばなでは、これが百合のお花の姿になりますので、取りません。
花粉を取るか取らないかは、臨機応変に対応するのが良いでしょう。
花びらが白い高砂百合は、花粉で花びらが汚れないように注意しましょう。
スカシユリにおすすめの花器
スカシユリは、天を向いて咲きますので、1本でも多数本でも、ガラスの花器に茎まで見えるようにいけてあげると涼しげで綺麗です。
その際に、お水は、茎から5センチついていれば大丈夫です。よくお水をたくさん入れてしまう方がいらっしゃいますが、百合が咲く夏場は、茎が水に浸からず、水を吸い上げる部分だけ水に浸かっていれば、百合も長持ちします。
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もっと知りたい「スカシユリ」について
それでは、スカシユリをいけるコツがわかったところで、スカシユリのことをもっと好きになって、もっと上手にいけられるようになりましょう。
スカシユリの別名
「ハマユリ」
「イワユリ」
スカシユリの原産
日本原産。日本だけに自生している固有種。
スカシユリの科属
ユリ科ユリ属スカシユリ亜属。
スカシユリの分類
球根植物。
スカシユリの品種・系統
アジアンティック系。スカシユリは園芸品種だけでも、100種類以上あります。
スカシユリの草丈
約60~120cm。
スカシユリの茎
太さ約1~2センチ。
スカシユリの葉
幅約2~3センチ、長さ8~10センチ。
スカシユリのつぼみ
スカシユリの開花時期
スカシユリの開花時期は、5月下旬~6月です。
スカシユリの花
スカシユリの花径
幅約15~18センチ、奥行き約10センチ。
スカシユリの花びら
花びらの付け根が細くなっており、花びらの付け根と花びらの付け根の間から向こう側が透けて見えることから、「透かし百合(スカシユリ)」といいます。
この写真が、花びらの付け根が細くなっていることが、少しわかりやすいかと思います。
スカシユリの花の色
黄色、オレンジ、ピンク、ワインレッドなどがあります。
スカシユリの花の特徴
スカシユリは、花が上(天)を向いて咲きます。
スカシユリの花言葉
「注目を浴びる」
私を見て~と言わんばかりに咲くスカシユリ。この花言葉がぴったりです。
「飾らぬ美」
黄色の百合全般の花言葉です。
明日はどんな手仕事する?
スカシユリは、お花屋さんに行くと必ずある百合のひとつです。自然に咲いている姿よりも、お花屋さんに並んでいる姿の方がよく見掛ける姿なのではないかと思います。
「百合」とひとまとめでは言うものの、品種により、かなりの差があります。
スカシユリは、中でも、お花屋さんでよく見る分、一番身近な百合なのではないかと思います。百合の中の定番と言ってよいのではないのかと思います。
ただ、それが百合の本当の姿ではないということもまた、覚えておいていただきたい気もします。うつむき加減にひっそりと咲く百合も百合だということです。
目立ちたがり屋の派手な子もいれば、控えめな子もいるということです。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
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