【季節の手仕事「たけのこ」➃たけのこレシピ】採れ立て限定レシピ4選ほか、たけのこの保存食レシピを紹介

 4月にしたい手仕事

孟宗竹のたけのこは、先端の柔らかい部分は和え物に、根元の歯応えのある部分は煮物や焼き物にするのがおすすめです。




採れ立て限定!たけのこの贅沢な食べ方

自分で採ってきたからこそできる新鮮で贅沢なたけのこのレシピです。

焼きたけのこ

採れ立てでしか味わえないものは、かなりの贅沢です。

焼きたけのこ
焼きたけのこを切る

焼きたけのこは、収穫したその場で、収穫したての小さめのたけのこを皮ごと焼きます。

皮があることで中のたけのこが蒸される感じになります。

サクサク、ホクホクして、アク抜きもしていないのにエグミもありません。

最高に贅沢な食べ方です。

焼きたけのこを更に焼く

焼きたけのこを更に焼くと、つけてもいないのに、バターをつけて食べているような甘い感じになります。

「屋外で、こんなに豪快にできない」という方は、家のオーブンで焼くことも可能です。もちろんたけのこは、地上に出ていない小さなもの限定ですが…。

たけのこのお刺身(わさび醤油)

アク抜き直後限定、お刺身です。

たけのこさしみわさび醤油

基本のわさび醤油がおすすめです。

たけのこのお刺身(木の芽味噌)

たけのこ木の芽味噌掛け

自分で作った木の芽味噌をつけて、アク抜き直後限定の柔らかいたけのこにつけていただくのもおすすめです。料亭の美味しさです。

たけのこを菜の花などと共に、木の芽味噌で和えた「たけのこの木の芽味噌和え」もできます。

木の芽味噌の作り方はこちらへ ↓↓↓

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ひめ皮のしょうが醤油

たけのこのひめ皮しょうが醤油

「ひめ皮」も、アク抜き直後限定で食べられるものです。

「ひめ皮」は軟らかくて、とろけます。

「ひめ皮」については、「たけのこ③たけのこの下処理」にあります。

たけのこの保存食レシピ

たけのこは収穫できる時期が短いため、たけのこが採れる時季になると、たくさんの方から一気にたけのこをいただきます。

もちろん、たくさんのたけのこ料理はするのですが、食べきれないことがあります。

あまりに多い時は冷凍保存もするのですが、まずは保存食としても、長く楽しみたいものです。その長期保存ができる保存食レシピです。

たけのこラー油

たけのこの保存食といったら、「たけのこラー油」。

簡単過ぎて、申し訳ないくらいのレシピです。

「たけのこラー油」は、うちでは人気がありすぎて、すぐになくなってしまいます。ですので、たけのこの時期は、何度もたくさん作っておきます。

食べ方は、以前に流行った「食べるラー油」と同じです。ご飯のお供に、冷奴に、そうめんに、うどんに、調味料としても使えます。何に合わせても合います。お子様がいらっしゃるご家庭は、辛さを調節してください。

たけのこラー油20220501
2022年5月1日

《 材料 》

たけのこ 150ℊ

ごま油 100㎖

にんにく 1片

しょうが 1片

長ねぎ 1/2本

赤とうがらし 1本

一味唐辛子 小さじ1

砂糖 小さじ1

塩 小さじ1/2

酢 小さじ1

鶏ガラスープの素 小さじ1

醤油 小さじ2

白ごま 小さじ1

《 作り方 》

①下処理、アク抜きをしたたけのこは、1㎝ほどの小口切にします。にんにく、しょうが、長ねぎはみじん切り、赤唐辛子は輪切りにしておきます。

②フライパンに、ごま油をひき、にんにく、しょうが、長ねぎ、赤とうがらし、一味とうがらし、砂糖、塩、酢、鶏ガラスープの素、しょうゆ、白ごまを入れ、火をつけます。

たけのこラー油途中20230418
2023年4月18日

③混ざってきたら、たけのこを入れ、5分程に詰めたら、出来上がりです。




たけのこの塩漬け

白菜の漬物のような感じで作ります。塩漬けをしておけば、長期保存もできますし、洗って少し水につけて塩分を落とし、そのまま煮物や炊き込みご飯にも調理もできます。

《 材料 》

たけのこ あるだけ

塩 皮をむいたたけのこの約3%分+α

《 作り方 》

①たけのこは下処理、アク抜きはせず、生のまま半分に切り皮をむき、漬物樽にたけのこを敷き詰め塩をふり、たけのこを敷き詰め塩をふり…と繰り返していきます。一番上は、塩でたけのこが見えなくなるくらいに塩を入れ、重石を置きます。

②2~3日すると、水分がでてきますので、重石を軽くします。

2~3年保存可能。たくさんもらい過ぎた時や収穫できた時には、冷凍よりも便利です。

たけのこの冷凍保存方法

たけのこのフルコースを作っても、たけのこの保存食を作っても、まだたけのこがたくさんある場合は、冷凍保存します。

煮物たけのこの冷凍保存

これは、誰もがご存じだと思われます。

たけのこはそのまま冷凍するとスカスカになってしまうため、煮物のサイズに切って、煮物にして味を付けたものを冷凍します。そのまま食べることもできますが、刻んで炊き込みご飯などにすると美味しくいただけます。

たけのこの砂糖漬けの冷凍保存

下処理が終わった状態で、たけのこを煮るくらいの大きさに切って、砂糖をまぶして保存袋に入れて冷凍します。たけのこをそのまま冷凍するとスカスカになってしまいますが、砂糖をまぶすとそれがありません。簡単ですので、お試しください。解凍してそのまま使えます。1年くらいは保存可能です。

干したけのこの保存方法

地域によっては、冷凍保存ではなく、「干したけのこ」にしているところもあります。

「干したけのこ」の作り方は、下処理、アク抜きをしたら、1センチ程の厚さに切り、干します。

晴れて風のある日に、表面を1日、裏面を1日干せば、乾燥します。

干し上がったら、保存袋に入れて、心配でしたらシリカゲル(乾燥剤)も入れて、常温で保存しましょう。

使う時には、お湯に入れて戻しましょう。

炊き込みご飯や煮物などに入れると歯応えがあって、美味しくいただけます。

たけのこを使ったメニュー 

最後になりましたが、たけのこを使ったメニューです。

◆たけのこごはん

3合分のレシピ。

たけのこ300g、米1.5合、もち米1.5合、顆粒だし汁大さじ1、醤油大さじ3、みりん大さじ3、酒大さじ3、塩小さじ1。

◆たけのことりそぼろごはん

上記たけのこごはんより、醤油大さじ1、酒大さじ1を引き、先に鶏ひき肉150gと共に、フライパンでそぼろ状にする。そのまま一緒に炊くだけ。

◆たけのこのステーキ

◆たけのこの煮物

◆たけのこの土佐煮

◆たけのこの炒め物

◆青椒肉絲(チンジャオロース)

◆たけのこ入り春巻き

たけのこのおすすめの逸品

旨味の詰まった干したけのこです。こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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