【季節の手仕事「山芋」③むかご】もっと知りたい!幻の山菜「むかご」って何?どうやって食べるの?

10月にしたい手仕事

「むかご」って何?どうやって食べるの?どんな味がするの?美味しいの?

疑問に思うことばかりかもしれません。

でも食べてみたら、虜になるかもしれません。

秋が旬の食材「むかご」について、詳しく紹介していきます。




もっと知りたい「零余子(むかご)」について

むかごの特徴

山芋は土の中で育つものですが、あまりみかけることがない「むかご」は、山芋(自然薯や長芋など)の地上に出ている茎葉の付け根の部分に養分を蓄えて、1cm程の球状になった小さな球芽のことをいいます。

地中で山芋が育つ間に、地上に伸びている蔓が、木などに巻き付いて、葉が出て、そこにむかごがついています。

むかごは、食用にもなりますが、地中に埋めると発芽しますので、種芋としても使われます。

むかごの漢字

漢字で書くと「零余子」になります。

むかごの別名

むかごには別名がたくさんあり、「ぬかご」「いもご」「いもしかご」「ばちかご」「肉芽(にくが)」「珠芽(しゅが)」などと呼ばれています。地域によって呼ばれ方が違うようです。

むかごの産地

山芋の産地がむかごの産地です。

山芋の産地としては、北海道や青森が有名ですが、静岡でも、静岡市、御殿場市、小山町などで採れます。

静岡市本山地区で採れる「ほんやまじねんじょ」という自然薯のブランドは、むかごも有名です。

むかごの収穫方法

収穫方法は、1つずつ手で採ります。有名な産地では、機械などで採るのでしょうが、基本手作業です。

むかごの旬

むかごの旬は、夏に伸びた茎葉が秋に枯れてくるころにむかごができます。この茎葉が枯れると山芋を掘り始めます。

時期としては、山芋たちが出始める少し前か同時くらいで、10月から12月頃です。

むかごを栽培しているわけではなく、山芋を栽培しているとできるものなので、量はそれほど多くないと思った方がよいでしょう。

むかごのサイズ・大きさ・重さ

むかごのサイズは、直径1㎝から大きくても2㎝くらいです。

むかごの外皮色

茶褐色。ブロンズのようにほんの少し光沢があります。

むかごに似ているものとその見分け方 

むかごに似たもので、むかごにいぼいぼがある「ニガカシュウ」があります。

「ニガカシュウ」というくらいで苦いので食べられません。

見分け方としては、葉の出方が違います。ニガカシュウが交互に出ているのに対して、山芋は同じところから左右に出ます。

似ていますが、収穫の際には気を付けましょう。

むかごを手に入れる方法

むかごは、大量に出荷されるものではありませんので、常に販売しているようなものではありません。農家さんが収穫した時にだけ出てくるようなものです。スーパーよりは、ファーマーズマーケットや道の駅などで販売されていることの方が多いかもしれません。

むかごの保存方法

保存方法は、1度に販売している量も100gずつくらいなので、1回で使い切りましょう。それでもたくさんあるようでしたら、下茹でしてから冷凍しましょう。

むかごの賞味期限

季節のものです。すぐにいただくようにしましょう。




むかごの食べ方

むかごの味が気になる方も多いかと思いますが、お芋の味です。山芋からできていますが、どちらかというと里芋のような味に感じます。時には、とても甘いものもあります。とにかく小さな丸いお豆のような、お芋のようなものです。

食べ方としては、蒸して塩を振って食べたり、炒って塩を振って食べたり、塩茹で、素揚げ、唐揚げ、甘辛煮などにします。まずは、炊き込みご飯にする方が多いかもしれません。

また、さらして乾燥させたむかご粉は、葛粉や片栗粉よりも粘り気が強いです。

【季節の手仕事】むかごの簡単レシピ むかごご飯

むかごご飯20221114
2022年11月14日

レシピというほどのことでなくて、本当に恐縮です。

《 材料 》

お米 2合

むかご 100g

お酒 大さじ1

昆布 少々

塩 少々

《 作り方 》

①むかごは、ザルなどにこすりつけるようにして洗いましょう。

②お米は洗って、30分ほどザルに上げておきます。

③お酒、水、昆布、塩を入れて水分が調整できたら、むかごを投入して炊くだけです。

むかごだけでは食べられないという方は、きのこ類を入れて、醤油を足して、「むかごときのこの炊き込みご飯」にしてもいいですね。

むかごご飯のおにぎり20231212
2023年12月12日

むかごのおすすめの逸品

時季を迎えての出荷かもしれませんが、こちらから「むかご」がお取り寄せができます。↓↓↓

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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