【季節の手仕事「里芋」②里芋の品種】もっと知りたい里芋の品種!たくさんある里芋の品種とそれぞれの特徴

 1月にしたい手仕事

里芋は、世界中の熱い地域で食べられているタロイモの仲間だけに品種は多く、その中で日本で食べられている里芋の種類の紹介をしていきます。

里芋は、芋が土の中でなる状態から、親芋(種芋)、子芋、孫芋(子からできる芋)などと呼ばれます。これらは、里芋の種類としては、①子芋だけを食べるタイプ、②親芋だけを食べるタイプ、③親芋も子芋も食べるタイプにの3つに分類されます。

品種は、あいうえお順になっています。




アオイモ 青芋

→「えぐ芋」をご覧ください。

アカメイモ 赤芽芋

主に九州で食べられています。九州の赤土からこの赤い芋が作られています。芽が赤いことからこの名がつきました。インドネシアのセレベス島から来た品種なので、別名「セレベス」芋といいます。旬は、11月から12月。「赤芽芋」は、親芋も子芋も食べる品種です。ずいきも食べます。粘りがあって柔らかく、煮物に相性が良いお芋です。

イシカワコイモ 石川小芋

静岡県で生産されるお芋です。旬は8月上旬から2月下旬です。「石川小芋」は、「石川早生丸」の孫芋です。孫芋は、親芋と子芋の栄養をすべてもらうため、最も美味しく育ちます。3~5センチと小ぶりなお芋です。芋を皮のまま茹でた「衣被(きぬかつぎ)」用として、高値で売られています。衣被とは、平安時代の女性のかぶりもののことで、むいた皮がかぶりものを思わせるからだそうです。

イシカワワセマル 石川早生丸

大阪府南河内郡石川村(現河南町)が原産。早生品種で、九州では7月頃から収穫が始まり、関西、関東へと旬が移っていきます。旬は、8~9月。「石川早生丸」は、子芋だけを食べる品種です。孫芋が「石川小芋」になります。「石川芋」とも呼ばれます。小ぶりで丸い。淡白な味わい。中秋の名月(旧暦8月15日)に芋名月のお祝いとして、月見料理に使われます。

エグイモ えぐ芋

芋の上の方が青いことから別名「青芋」ともいいます。「えぐ芋」は、子芋だげを食べる品種です。親芋とずいきにえぐみがあることから「えぐ芋」と呼ばれています。

エビイモ 海老芋

「海老芋」についてはこちら ↓↓↓

【季節の手仕事「里芋」➃海老芋】もっと知りたい海老芋!京野菜のひとつ変な形をした里芋「海老芋」の魅力
海老芋の別名、産地、科属、歴史、名前の由来、栽培、旬、茎、特徴、タイプ、選び方、保存方法、下処理方法、海老芋の親芋・頭・殿芋や子芋の姿、海老芋の親芋、子芋を使ったメニューなどの紹介をしています。

カラノイモ(トウノイモ) 唐芋

「唐芋」は、親芋も子芋も食べる品種です。サトイモ科サトイモ属の中でも変種とされています。

きょういも 京芋

→「海老芋」をご覧ください。

セレベス

→「赤芽芋」をご覧ください。




タイモ 田芋

奄美諸島などで食べられています。「タイモ」は、水の中で育つ里芋で、別名「ミズイモ」とも呼ばれます。

タケノコイモ 筍芋

食べ甲斐あるたけのこ芋20221105

「たけのこ芋」は、サトイモ科サトイモ属です。里芋なの?たけのこなの?と悩む方もおられると思いますが、これは里芋です。出生や形がたけのこに似ていることから「たけのこ芋」と呼ばれています。

上の写真でいうと、長さは約40センチくらい、直径約10センチくらいです。

「たけのこ芋」は、親芋だけを食べる品種です。上の写真の円筒形をした芋が、たけのこ芋の親芋です。子芋はできますがほんのわずかです。子芋を食べることはできますが、あまり出回りません。

主な生産地は宮崎ですが、静岡では御殿場でも三島でも作られています。

たけのこ芋
たけのこ芋

たけのこ芋の親芋だけでなく、子芋も販売していました(写真左下の袋入りのもの)

「京芋」とも呼ばれますが、京都とは関係なく、京都で人気のあった「京芋(海老芋)」に続け…と産地の宮崎の方が名付けたようです。京野菜などではありません。京都で「京芋」というと、「海老芋」のことになります。

旬は、10月から11月です。

メニューとしては、ホクホクとして煮崩れない里芋のメニューを参考になさってください。

ツルノコイモ 鶴の子芋

「つるのこ芋」は、熊本県阿蘇地方のごく一部でしかつくられていない、一般には出ていない貴重な品種です。「くまもとふるさと伝統野菜」に認定されています。

ドダレ 土垂

主に関東で食べられています。貯蔵性が高いので年中出回りますが、旬は初秋です。「土垂」は、子芋だけを食べる品種です。丸みを帯びて、ぬめり、粘りが強く、柔らかいのが特徴。煮物や汁物に合います。

ハスイモ 蓮芋

旬は、7月から9月です。「ハスイモ」は、他の里芋のように、芋は食べませんが、「ずいき」だけを食べます。「ハスイモ」は「ずいき」を食べるだけのためのものです。ハスイモのずいきは、表面は緑色をしており、青茎の「青ずいき」といいます。緑白色で肥大したずいきの気孔が太く、れんこんを思わせるのでこの名が付きました。

ミズイモ

→「田芋」をご覧ください。

ヤツガシラ 八つ頭

「八つ頭」は、唐芋の変異種で、親芋と子芋が一体化した品種です。親芋に子芋がぼこぼことついているので「八つ頭」という名が付きました。この形から、子宝に恵まれるといわれ、子孫繁栄の縁起物として、お正月の煮物に食べられるようになりました。「八つ頭」の「ずいき」は、「赤ずいき」です。

ヤハタイモ 八幡芋

産地は、山梨県甲斐市八幡地区、佐渡ヶ島の八幡地区などです。分類は、土垂系品種。旬は9月~12月。特徴は、色が白く決めが細かい。粘り気が強く、煮ても煮崩れしない。ほくほくしています。山梨県では、ほうとうに欠かせない里芋です。おすすめのメニューとしては、きぬかつぎ、煮物、バター醤油ソテー、炊き込みご飯、明太チーズ和えなど。

里芋のおすすめの逸品

里芋といったら「芋煮」。なんと山形の芋煮がお取り寄せできます。↓↓↓

里芋の関連記事

◆「里芋①里芋まとめ」の記事はこちら ↓↓↓

【季節の手仕事「里芋」①里芋まとめ】もっと知りたい里芋!ずいき?いもがら?かしら?って里芋の何者?
里芋は、葉柄であるずいきやいもがら、ずいきの下処理やメニュー、変わった形をした親芋の頭芋について紹介。里芋の魅力として原産、分類、英名、科属、歴史、名前の由来、育つ姿、選び方、保存方法、下処理方法などを紹介

◆「里芋➃えびいも」の記事はこちら ↓↓↓

【季節の手仕事「里芋」➃海老芋】もっと知りたい海老芋!京野菜のひとつ変な形をした里芋「海老芋」の魅力
海老芋の別名、産地、科属、歴史、名前の由来、栽培、旬、茎、特徴、タイプ、選び方、保存方法、下処理方法、海老芋の親芋・頭・殿芋や子芋の姿、海老芋の親芋、子芋を使ったメニューなどの紹介をしています。

季節の手仕事の関連記事

◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

食材別の季節の手仕事
季節の保存食を作るのに必要なメインの食材を、食材別で紹介しています。野菜、山菜、野草、果物など分野に分けております。それぞれの食材が育つ姿、本当の旬、収穫方法、アク抜きや下処理、保存食のレシピやメニューなど、季節の手仕事を紹介しています。

◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓

季節の手仕事カレンダー
季節の手仕事をまとめた月ごとに「季節の手仕事カレンダー」。これを見るだけで、季節の手仕事を忘れずにできます。季節を感じながら、楽しく季節の手仕事をしましょう。

◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

和菓子の季節の手仕事
和菓子で季節を感じるために、行事食など特定の日に食べる和菓子、季節の和菓子の種類、1年中食べられる和菓子の種類、地域の和菓子の種類などを紹介。高級なイメージのある和菓子ですが、普段使いの和菓子もたくさんあり、和菓子がもっと身近になります。

◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

暦としつらえの季節の手仕事
二十四節気、七十二候、五節句、節供、雑節などの暦に沿って季節を感じられるよう、カレンダー式に紹介。それぞれの暦の行事食、その時期に旬を迎える食べ物や和菓子、お花やしつらえなどの関連を含めた季節の手仕事を紹介。しつらえるものについても紹介。

◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

お花の季節の手仕事
お花を上手に生ける上で知っておくとよいことは、そのお花がどのように芽がでて、葉が開き、茎が伸びて、花が咲き、かれていくのかを知ることです。出生を知ることで、そのお花のいけ方や活かし方がわかります。お花が咲く本当の季節もお花別に紹介します。

◆「おすすめの食材店と旬の食材探しで訪れたい道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓

おすすめの食材店と道の駅
旬の食材を探しに行くのにマストな探し方は、農家さんが作っているものを持ち込む、道の駅、旅の駅、村の駅、川の駅、ファーマーズマーケットです。手に入らない食材の宝庫です。また、個人的によく利用している地元の食材のお店もご紹介しています。



コメント

タイトルとURLをコピーしました