【和菓子②秋の和菓子】もっと知りたい季節の和菓子!~秋に愉しむ和菓子まとめ~ 8月、9月、10月

 8月の和菓子

暦の上での秋である8月から10月の「行事食など特定の日に食べる和菓子」や「秋に愉しむ和菓子」をまとめました。




行事食など特定の日に食べる秋の和菓子

9月中旬から下旬 おはぎ 御萩

秋のお彼岸は、「おはぎ」です。あんこは「つぶあん」で、中身は「半殺し」です。

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つきみだんご 十五夜の「月見団子」

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つきみだんご 十三夜の「月見団子」

【季節の指標「十三夜」】日本独自の風習「十三夜」を楽しむのも忘れないで! 2025年11月2日
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いのこもち 亥の子餅

亥の月、亥の日、亥の刻に食べる「亥の子餅」。

【季節の指標 節供「亥の子餅(いのこもち)」】亥の子の祝いに食べる「亥の子餅」 2025年11月2日
節供の1つである「亥の子餅」について、作り方や食べる月、食べる日、食べる時間、なぜ食べるのか、などをご紹介。「亥の子餅」が近くの和菓子やさんで手に入らないようでしたら、自分で作ってしまう簡単レシピもご紹介。チャレンジしてみてください。

秋に愉しむ和菓子

かるかん 軽羹 《レシピ有》

秋に採れる山芋を使って作るかるかん。生地だけの「かるかん」や餡の入った「かるかんまんじゅう」があります。鹿児島の銘菓です。

【季節の手仕事「山芋」➃軽羹(かるかん)】もっと知りたい!自分で作る鹿児島銘菓「軽羹(かるかん)」
鹿児島銘菓の和菓子「軽羹(かるかん)」について、かるかんを食べる時季、かるかんの別名、かるかんの歴史、かるかんの名前の由来、かるかんの分類、かるかんの種類、かるかんの原料の山芋とかるかん粉、かるかんの簡単レシピなどを紹介。

ききょうもち 桔梗餅

生菓子。外良製。桔梗型をしたういろう生地の中に、餡が入っているお菓子。とらやさんは御膳餡入り。江戸時代末期には、嘉祥菓子の1つでした。

栗系菓子 《レシピ有》 

栗きんとん、栗鹿の子、栗の渋皮煮 栗ようかん 栗蒸しようかん、栗の甘露煮、栗ジャム、マロングラッセなど、栗菓子は無限です。手作りするのも楽しみです。

【季節の手仕事「栗」③栗菓子】もっと知りたい栗菓子!全種類食べたい!栗を使ったお菓子の種類一覧まとめ 
甘納豆、鹿の子、甘露煮、きんとん、栗粉餅、砂糖漬け、栗しぐれ、渋皮煮、ジャム、煎餅、茶巾、天津甘栗、マロングラッセ、まんじゅう、蒸羊羹、モンブラン、焼き栗、栗羊羹、落雁など栗のお菓子の一覧(一部、レシピ有)また、栗入りのお菓子の紹介もあります。
【季節の手仕事「栗」➃栗菓子のレシピ】毎年作りたくなる「栗の甘露煮」と「栗の渋皮煮」の簡単レシピ!
栗菓子の簡単レシピの紹介です。栗の甘露煮は基本なので、これができるとお正月の「栗きんとん」なども作ることができます。また、栗の渋皮煮は、ほとんど失敗なくできます。栗の調理は、手間がかかると思われがちですが、慣れてしまえば、とても簡単です。
【季節の手仕事「きんとん」】おせち料理のきんとん、和菓子の栗きんとん、上生菓子のきんとん製の違い
きんとんとは、おせち料理のさつまいもベースの栗きんとん、和菓子の栗ベースの栗きんとん、上生菓子のきんとん製の生菓子の3種類があり、それぞれの見た目、味、材料、作り方も違います。それぞれの特徴から、きんとんを好きになってもらえたら嬉しいです。

くるみもち 胡桃餅

生菓子。餅菓子。求肥に刻んだくるみを加え、餡を包んだものです。亥の子餅にも似ています。

同名で、餡を包まない求肥生地だけのものもあります。

地元伊豆で人気の「間瀬」さんの「くるみもち」です。こちらからお取り寄せができます。↓↓↓

さつまいも系菓子 《レシピ有》 

大学芋、焼き芋、干し芋、さつまいもプリン、芋ようかん、芋もち、芋きんとん、芋茶巾、芋かりんとうなど、さつまいものお菓子は人気者ばかりです。さつまいもは手に入りやすいので、手作りに挑戦するのもいいですね。

【季節の手仕事「さつまいも」⑦さつまいも菓子】さつまいもを使ったお菓子「さつまいもスイーツ」まとめ
さつまいもを使ったお菓子、芋納豆、芋かりんとう、芋けんぴ、芋きんつば、芋きんとん、スイートポテト、大学芋、芋茶巾、さつまいもプリン、干し芋、芋まつば、芋餅、焼き芋、芋羊羹などについて紹介しています。
【季節の手仕事「さつまいも」⑤焼き芋】もっと知りたい!究極に甘いねっとり焼き芋を自分で作る方法!
焼き芋好きにある「ねっとり派」と「ホクホク派」の違い、究極に甘いねっとりした焼き芋を自分で作るためのさつまいもの選定、作り方のレシピを紹介。それだけではない焼き芋の食べ方のアレンジメニューとして、冷やす、凍らせる、パフェ、かき氷なども紹介。
【季節の手仕事「さつまいも」⑥干し芋】もっと知りたい干し芋!長期保存できる甘くて柔らかい干し芋レシピ
長期保存できる甘くて柔らかい干し芋を自分で作るレシピとして、さつまいもの品種の選択、謎の白い粉の正体、そして、レシピを紹介。干し芋を作るのは、簡単ではありますが、日数が必要なのと、天候や風という自然条件も必要となります。先の天気も確認しましょう。
【季節の手仕事「さつまいも」⑧芋納豆】甘納豆?それとも和菓子の砂糖漬け?もっと知りたい芋納豆の手仕事
「芋納豆」とは、さつまいもを蒸し、砂糖と共に甘く煮詰め、グラニュー糖をまぶしてから乾燥させたものを言います。さつまいもの甘納豆とも、さつまいもの砂糖漬けとも呼ばれます。その「芋納豆」の時間はかかるけど美味しくて簡単なレシピを紹介しています。
【季節の手仕事「さつまいも」⑨スイートポテト】ダイエットは忘れて!毎日食べたくなるスイートポテト!
三島甘藷の紅はるかを使ったスイートポテトについて、昔ながらのスイートポテトの簡単レシピ、スイートポテトの保存方法、スイートポテトの作り方のポイントなど、毎日食べたくなるスイートポテトの魅力を紹介。
【季節の手仕事「さつまいも」⑩芋けんぴ】いろんな名前で呼ばれている懐かしいさつまいも菓子「芋けんぴ」
芋けんぴとは、芋けんぴの和菓子の分類、芋けんぴの名前の由来、全国の芋けんぴの呼ばれ方として、静岡の「芋まつば」、鹿児島の「芋かりんとう」、芋けんぴの簡単レシピなどを紹介
【季節の手仕事「きんとん」】おせち料理のきんとん、和菓子の栗きんとん、上生菓子のきんとん製の違い
きんとんとは、おせち料理のさつまいもベースの栗きんとん、和菓子の栗ベースの栗きんとん、上生菓子のきんとん製の生菓子の3種類があり、それぞれの見た目、味、材料、作り方も違います。それぞれの特徴から、きんとんを好きになってもらえたら嬉しいです。

まつかぜ 松風 / みそまつかぜ 味噌松風

焼物製。小麦粉に砂糖や水飴を加えた生地を焼き上げたもの。米粉を加えたりもします。京都では白味噌を加えた「味噌松風」が有名です。表面には、芥子や黒胡麻がふられ、名前の由来は、裏には何もないことから、松風の音ばかりで裏(浦)寂しいということからきているとのこと。製法はさまざまで、堅い煎餅状のものから、しっとりもっちりしたものまであります。

戦国時代の兵糧が起源とされます。江戸時代末期には嘉祥菓子の1つでした。

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むさしの 武蔵野

生菓子。湿粉製。「むさしの」とは、餡をそぼろ状にしたものと羊羹を挟んだお菓子。とらやさんのむさしのの正式名称は「むさし野」。晩秋から冬に向かう寂しい武蔵野の詫びた風情を表したお菓子とされます。江戸時代末期には、嘉祥菓子の1つでした。 

どようもち 土用餅

土用餅は、四季それぞれの土用期間(春土用、夏土用、秋土用、冬土用)に食べるとよいというものです。生菓子。地域により「土用餅」の内容が違います。「小豆餅」を食べて厄除けになるといわれているところ、「あんころもち」を食べて力がつくといわれているところ、北陸では「ささげ餅」または「ささぎ餅」を土用だけでなく夏に食べるところや、土用に食べるところがあるようです。




秋の和菓子におすすめの逸品

和菓子をいただく際の「黒文字」。秋らしくて、シックなパッケージのものを出したら、お客様にも喜ばれそうですね。こちらからお取り寄せできます。 ↓↓↓

秋にはお菓子と共に「ほうじ茶」が飲みたくなります。「ほうじ茶」といったら、京都の一保堂さん。香りが断然違います。私はいつもこれです。こちらからお取り寄せできます。↓↓↓

明日はどんな手仕事する?

秋に楽しめる和菓子は、夏に冷たく冷やしていた和菓子からは一変して、焼き菓子が多くなる印象です。温かいほうじ茶とともに、秋の夜長にゆっくりといただきたいですね。

それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

明日が素敵な1日になりますように。

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20代30代で海外30か国、国内39都道府県を旅した経験から、「日本人の季節を取り入れた素朴な生き方・暮らし方」が好きになりました。日本の伝統文化のいけばなを30年以上嗜み、地元の食べ物、旬の食べ物、保存食、和菓子、しつらえ、手仕事など、季節や暦を大切に感じながら日々暮らしています。自分でも忘れてはいけないことやレシピなどをここに記録し、自分でも見て確認しながら日々アップデートしています。皆様の参考になれば幸いです。ちなみに、私は料理研究家でも料理人でもありません。お花の先生をしています。自然と共に、日々の変化を自分の手で愉しんでおります。

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