暦の上での秋である8月から10月の「行事食など特定の日に食べる和菓子」や「秋に愉しむ和菓子」をまとめました。
行事食など特定の日に食べる秋の和菓子
9月中旬から下旬 おはぎ 御萩
秋のお彼岸は、「おはぎ」です。あんこは「つぶあん」で、中身は「半殺し」です。
つきみだんご 十五夜の「月見団子」
つきみだんご 十三夜の「月見団子」
いのこもち 亥の子餅
亥の月、亥の日、亥の刻に食べる「亥の子餅」。
秋に愉しむ和菓子
かるかん 軽羹 《レシピ有》
秋に採れる山芋を使って作るかるかん。生地だけの「かるかん」や餡の入った「かるかんまんじゅう」があります。鹿児島の銘菓です。
ききょうもち 桔梗餅
生菓子。外良製。桔梗型をしたういろう生地の中に、餡が入っているお菓子。とらやさんは御膳餡入り。江戸時代末期には、嘉祥菓子の1つでした。
栗系菓子 《レシピ有》
栗きんとん、栗鹿の子、栗の渋皮煮 栗ようかん 栗蒸しようかん、栗の甘露煮、栗ジャム、マロングラッセなど、栗菓子は無限です。手作りするのも楽しみです。
くるみもち 胡桃餅
生菓子。餅菓子。求肥に刻んだくるみを加え、餡を包んだものです。亥の子餅にも似ています。
同名で、餡を包まない求肥生地だけのものもあります。
地元伊豆で人気の「間瀬」さんの「くるみもち」です。こちらからお取り寄せができます。↓↓↓
さつまいも系菓子 《レシピ有》
大学芋、焼き芋、干し芋、さつまいもプリン、芋ようかん、芋もち、芋きんとん、芋茶巾、芋かりんとうなど、さつまいものお菓子は人気者ばかりです。さつまいもは手に入りやすいので、手作りに挑戦するのもいいですね。
まつかぜ 松風 / みそまつかぜ 味噌松風
焼物製。小麦粉に砂糖や水飴を加えた生地を焼き上げたもの。米粉を加えたりもします。京都では白味噌を加えた「味噌松風」が有名です。表面には、芥子や黒胡麻がふられ、名前の由来は、裏には何もないことから、松風の音ばかりで裏(浦)寂しいということからきているとのこと。製法はさまざまで、堅い煎餅状のものから、しっとりもっちりしたものまであります。
戦国時代の兵糧が起源とされます。江戸時代末期には嘉祥菓子の1つでした。
むさしの 武蔵野
生菓子。湿粉製。「むさしの」とは、餡をそぼろ状にしたものと羊羹を挟んだお菓子。とらやさんのむさしのの正式名称は「むさし野」。晩秋から冬に向かう寂しい武蔵野の詫びた風情を表したお菓子とされます。江戸時代末期には、嘉祥菓子の1つでした。
どようもち 土用餅
土用餅は、四季それぞれの土用期間(春土用、夏土用、秋土用、冬土用)に食べるとよいというものです。生菓子。地域により「土用餅」の内容が違います。「小豆餅」を食べて厄除けになるといわれているところ、「あんころもち」を食べて力がつくといわれているところ、北陸では「ささげ餅」または「ささぎ餅」を土用だけでなく夏に食べるところや、土用に食べるところがあるようです。
秋の和菓子におすすめの逸品
和菓子をいただく際の「黒文字」。秋らしくて、シックなパッケージのものを出したら、お客様にも喜ばれそうですね。こちらからお取り寄せできます。 ↓↓↓
秋にはお菓子と共に「ほうじ茶」が飲みたくなります。「ほうじ茶」といったら、京都の一保堂さん。香りが断然違います。私はいつもこれです。こちらからお取り寄せできます。↓↓↓
明日はどんな手仕事する?
秋に楽しめる和菓子は、夏に冷たく冷やしていた和菓子からは一変して、焼き菓子が多くなる印象です。温かいほうじ茶とともに、秋の夜長にゆっくりといただきたいですね。
それでは、最後までお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
明日が素敵な1日になりますように。
和菓子の関連記事
◆「和菓子の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓
◆「和菓子①和菓子の種類」のまとめ記事はこちら ↓↓↓
◆「和菓子②春の和菓子」の記事はこちら ↓↓↓
◆「和菓子②夏の和菓子」の記事はこちら ↓↓↓
◆「和菓子②冬の和菓子」の記事はこちら ↓↓↓
季節の手仕事の関連記事
◆「季節の手仕事カレンダー」はこちら ↓↓↓
◆「食材別の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓
◆「暦としつらえの季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓
◆「お花の季節の手仕事」のまとめ記事はこちら ↓↓↓
◆「おすすめの食材店と道の駅」のまとめ記事はこちら ↓↓↓
コメント